オガ旅のはじまりは、台湾・台北市

オガ旅、最初の都市は、台湾・台北市です!

台湾の北部に位置する台北には、日本統治時代の建物を含めた昔ながらの建物が多く残り、古い建物をリノベーション(改修)・コンバージョン(用途変更)して利用する、という方法が多くとられています。古い建物の良さを活かしつつ、新たな用途で生まれ変わらせるこの方法によって生まれ変わった建物は、台湾の若者の間でも受け入れられ、おしゃれスポットとして賑わっています。今回はその中の例をいくつか紹介していきます。


まず最初は「迪化街」を紹介します。

※地名をクリックするとグーグルマップが表示されます

台北市の西側に位置する迪化街では、建物の建設時期が17世紀の清時代の様式から19世紀産業革命以降の様式までと建設時期が異なるものが混在しております。印象的な街のイメージを形成する建物は、赤レンガによる仕上げでアーチが連続したバロック様式・洋楼様式となります。

日本統治時代の建物を利用した問屋街。レンガ仕上げの街並みが印象的です。

インテリアを木材で統一しているお茶屋さん

迪化街だけではなく、市内の多くの建物の歩道がピロティ(アーケード)状になっているため、雨や日差し除けとなり、どのような天候でも過ごしやすくなっています。また、飲食店の多くは、このピロティスペースにテーブルやイスを出して客席として使っています。客数に応じた席の増設や、外部に面した席を置くことによる通行人に対しての営業効果として使われています。飲食店自体からはみ出して使えるスペースとなっていて利便性が高いです。何のお店かわからなくても、ここで食べているものをみてついつい食事を頼んでしまいそうです。


お次は「新富市場」です!

観光地である龍山寺の近くに位置する新富市場は、元々市場だった場所を、衰退化に伴い改修し、展示・イベントスペースへと変身させた施設です。今年の3月にオープンしたばかりの新しい施設です。建物は楕円形で、中央に外部空間が設けてあります。

この外部空間は屋根の雨水を中央に集めると共に、屋内に日の光が入るよう工夫されています。

内装は白色塗装を基調に木材とポリカーボネイトのような半透明の材料を利用し、空間がまとめられていました。

光がふんだんに取り入れられた、清潔感のある空間です。

しかし、コンバージョンされているものは、なにも建物だけではありません。

突然ですがここでクイズです!

この照明、一体なにがコンバージョンされたものかわかりますか?

台湾に旅行に行ったら必ずと言っても良いほどよく食べられている、ある食べ物の調理器具を使っています。

木のぬくもりが感じられるおしゃれな照明。

答えは……

肉まんや小籠包などを蒸す「せいろ」。

もう一度画像を見ると「なるほど!」と思いませんか?

場所性に関連付けられた素材感が空間に合う照明で、「こういう使い方もあるのか」と材料の使い方の勉強になりました。


最後は「華山1914文創園区」をご紹介します。

台北駅の東側に位置する華山1914文創園区は、日本統治時代の酒工場跡地で、放置されていたところに若者が忍び込んで壁画を描いたりしている場所でした。そこから、アートやイベント会場として活用され、カフェ・レストラン、ショップ、映画館などが加わり、新しい文化創出のエリアとなりました。この建物は一見すると予想もつきませんが、映画館として使われています。開演前なのかすごい行列でした。

元の用途が工場であり建物として大きな空間のため、イベント・展示等の多くの人を収容できる用途とマッチしているのでしょう。

ちなみに僕が滞在したときの台北は梅雨の真っ只中の時期であり、上記の場所は全て雨の中傘を差しながら見てきました…泣

台湾は日本から2時間ちょっとで来ることができる国ですが、自分の知らなかった昔ながらの日本の建物が残り、今の時代に合った新しい利用をされているのをみると、本当にまだまだ知らないことばかりだなと、そしてそれらをもっと知っていきたいと改めて思いました。

行った日が休日ということもあり、若者をはじめ多くの人が訪れて賑わいをみせていました。

最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形雄樹でした!

 

 

 

 

 

 

 

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