ルイスバラガンのヒラルディ邸/メキシコシティ

こんにちは!南米を後にし、中南米のメキシコに到着したオガタです!
今回は著名な建築家の住宅作品を紹介します!
目を奪われる色彩とそこに落ちてくる光!
いちいち目を惹かれる素敵な住宅です!
住宅好きから光好き、色彩好きの方までぜひご覧ください!


【メキシコシティ】

メキシコシティに到着したのは夜中。チリで再会したダニエルにメキシコの友達を紹介してもらっており、早速その友達の家に向かいました。
住宅街の中を進み着いた一件の家。
ダニエルの友達のオミ。初対面にも関わらず優しく迎えいれてくれました!今夜はなにやら友達を呼んでパーティーをしているとのことで、多くの方と話せた楽しい夜でした!

翌日はオミに市内を案内してもらい、タコスを食べたりガイコツに扮した人の踊りをみたりと満喫しました。


そしてメキシコシティでのメインである、著名なメキシコ人の建築家「ルイス・バラガン」の建築を見にきました。メキシコシティ内の西部に位置する「ヒラルディ邸」。
バラガンが晩年に手掛けた作品で「最後の傑作」とも呼ばれています。

【ヒラルディ邸】
色彩使いが秀逸なバラガンの作品ともあり、外壁はピンク色です。

玄関

玄関を入った廊下の左側にはトイレが配置されています。

廊下を進むと階段でつながる吹抜けのホールにつながります。
ホールに面した扉を開けると黄色い廊下をくぐるという不思議な空間体験に誘われます。

またこの扉の取っ手が限りなく低い位置にあり、バラガンの配慮が伺えます。

黄色い廊下の先はダイニングと室内プール。
鮮やかなブルーの中にアイキャッチの赤い壁、そこへハイサイド窓から差し込む光に目を奪われます。

ダイニングへ取込まれたトップライト。黄色い壁が光の濃淡を強調します。
屋上のトップライト。
プール上部
トップライトの袖壁の上部には、水が溜まらないようにしっかりと勾配が調整されています。
ダイニングから眺める中庭
中庭には巨大なジャカランダの樹。 なんでもこのジャカランダをみてバラガンは設計を受けることに決めたとのエピソードもあります。
中庭からダイニング側。左側の黄色いスリットが先ほどの黄色い廊下の開口です。
中庭の石貼

中に戻り中央の階段。白い壁に木の質感と色味が映えます。

吹抜けを通じてつながる上下階

屋根のトップライトから差し込む光。随所にみられる光の取り込み方からバラガンの光に対する意思を訴えかけられているように思います。

階段を上がった先のリビング。
中庭に向け大きくあけられた開口によって中庭の豊さが内部でも感じられます。
リビングと子供室がテラスにて接続されています。
テラスからリビングを眺める。 リビングの両側にタイプの異なる外部空間(中庭とテラス)を配置することで多様性が感じられる空間となっています。
テラスに面する開口部のハンドル

子供部屋の内窓。内窓の開閉によって採光量を調節。

中に置かれていた金属製のチェス。光沢感と素材の色合いの差がきれいでした。
中庭に面する扉。ピンクの壁内に白く縁取られた扉が印象的です。

鮮やかな配色の印象を受けたあと、そこに差し込む光の美しさ。
それに加え素材の使いわけによる親しみやすさ。
さらに配置と開口の開初対面にも関わらずけ方による外部空間の豊かな取り込み方。
これらが集約した見事な住宅作品でした!!


最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!

株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした!

オミと彼女のパティ!何から何までお世話になりました!!

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