こんにちは!アフリカ大陸をあっさり終え、4大陸目の南米大陸まできたオガタです!
スペインからモロッコへ訪れまた戻り、スペイン発の飛行機に乗って、トランジットでモロッコを経由してブラジルまでたどり着きました(たまにこんな不思議なルートをたどります 笑)
今回はリオデジャネイロの街中に突如現れる円錐型の教会、「メトロポリタン大聖堂」と“幻想図書館”と呼ばれる「王立ポルトガル図書館」をご紹介します!
教会好きから本好き、王立好きまでぜひご覧ください!!
■メトロポリタン大聖堂
リオの街中に突如現れる円錐型の建物。ここは守護聖人サンセバスチャンを祀るカトリック系の教会です。1979年竣工。ブラジルを代表する建築家“オスカーニーマイヤー“の弟子である“エドガーフォンセカ“による設計です。
マヤのピラミッドの建築様式にヒントを得たモダニズム建築の教会です。
中に入ると正面には天井から吊るされたキリスト像とそれを囲うように座席が配置されています。
なんといっても一番のみどころは壁から天井までつながる十字のステンドグラスです!各方位によって色味が変わり、頭頂部にはトップライトの開口があけられています。アングルによって色んな表情を見せる天井は見ていて飽きません。
正面入口は両側6連ずつの扉を全開して、袖壁に扉を収納するような構成となっていました。
ほの暗い大空間の中に差し込む光は、空間体験として東京のカテドラル大聖堂に近しいように感じられました。
■「王立ポルトガル図書館」幻想図書館
教会から歩いてすぐのところにある「王立ポルトガル図書館」。
“幻想図書館”とのネーミングをもつほどのこの図書館。
1837年。ナポレオン軍の侵攻からポルトガル王室が逃れ辿りついたリオの地。ここで進めた近代化の一環としてこの図書館が建設されました。
中には35万冊以上の貴重な文献が収蔵されています。これを一般に無料開放するところがさすがですね!
柱や手すりに使われている青寄りの黒色?!をベースに、要所に使われる金色の組み合わせによる配色。この配色と精巧なディティールによって、緊張感がありつつも受け入れられている空間のように感じました。
ここでは一般の人は本に触ることもできないのですが、この素敵な空間を眺めているだけで時間が過ぎるのを忘れてしまうほどです。
ピラミッドをモダニズムに落とし込んだ形態と十字のステンドグラスが見事な「メトロポリタン大聖堂」。気品あふれる空間に整然と並べられた本が幻想的な「王立ポルトガル図書館」を今回ご紹介致しました!
最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!
株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした!