こんにちは!パタゴニアから北に向かおうとしてもシーズンでないため、一度地球最南端の街まで行かないといけないことがわかり、さらに南下することになったオガタです!
今回は地球最南端の街で恐ろしい精霊に扮する民族との出会いや、日本で出会ったチリ人との再会などをお届けします!民族好きから最南端好き、再会好きの方までぜひご覧ください!
パタゴニア地方のエルカラファテを早朝に出発し、世界最南端の都市へ向かいました。アルゼンチンからチリへ国境を渡り、途中バスを乗り継ぎ夕方頃にプンタアレナスに着きました!
相変わらず寒いですが、この街ではさらに風が強い!
味のあるオーナーと番犬が経営する宿で、内装はオーナーが全てDIYでつくられたそう。いつも工事中で「なかなか終わらないんだよ」と笑いながら話すオーナーが印象的でした。この日は他に宿泊客はおらず貸し切り状態でした。
一泊し、次の日の午前中。出発までの時間、少し町を散歩しました。
高台から見えた船がやたらと迫力がありました。そしてなぜか「海が高い」という初めての感覚を受けました。緯度が高くなるとそんな風に見えるのでしょうか……。
下まで降りて海沿いへ。朽ちている桟橋がより雰囲気を演出します。
街をふらっと回った所でもう出発の時間に。名残り惜しさを感じつつ空港へ向かいました。
そして、この町で気になっていたこの存在!
街中やお土産物として見かけたついつい見入ってしまう像。
これは「セルクナム族」という石器時代の狩猟民族の衣装だとか。
神聖な成人式での儀式にボディペイント・コスチューム・お面にて恐ろしい精霊に扮するという民族です。
ウルトラマンの怪人のような独特のいでたちは(一部の)人々を魅了します。
気になってしまった方はぜひ「セルクナム族」とネットで検索し、奥深いこの民族を堪能してみてください!(笑)
セルクナム族に別れを告げ、サンティアゴへ向かいました。
サンティアゴではこの旅でのミッションの内の一つがあります。それは「ダニエルにタバコを渡す」というものです。
チリ人のダニエルとは2~3年前に東京の路上で共通の友人を通じて知り合いました。日本のタバコが好きだったため、「今度旅に出るからそのときチリまで届けるよ」と約束し、出発して早1年経過。その間にダニエルは日本を訪れており、わざわざ古いタバコを渡されるということになってしまいました……。ごめんね。
久々の再会ではありましたが、自宅に招いてくれ、サンティアゴ滞在中はずっとお世話になりました。
サンティアゴの建築をいくつかご紹介します。
■モネダ宮殿文化センター
なんと大統領官邸の下にある美術館です!
大きなスロープで地階へとアプローチする構成です。
■一風変わった街中の建物達
よーくみてみるとバルコニーのガラスが入る位置、入っている割合がそれぞれ異なっています。チリではガラスをアレンジするのは自由にできるのでしょうか。
多様な空間性が現れており興味深かったです。
市内東側エリアの高層ビル。上にいくにつれ小さくなりつつ上部は切込みが入り開いていくような形態。意匠的なコンセプトが気になりました。
市街地の電話会社のオフィスビル旧タイプの携帯電話をモチーフにした建物。社会の進歩に取り残された建物が皮肉を帯びて佇んでいました。
■サン・クリストバルの丘
中心市街地の北側に位置する標高880mの丘。てっぺんではマリア様が見守っており、サンティアゴ市内を一望できます!ケーブルカーで登れるのですが、乗車客の長蛇の列により徒歩で頂上まで登り切りました。泣
丘から眺めるサンティアゴ市内
大気汚染が問題となっているサンティアゴは市内全体が霞んでみえました。
■街歩き
ダニエルとローカル酒場巡りへ!
などなどダニエルのおかげで存分に満喫したサンティアゴでした!
最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!
株式会社翔設計、海外特派員の尾形でした!