こんにちは!世界って何ヶ国あるのだろうと思い調べてみたら193ヶ国(国連加盟国数)もあり、まだまだ全然周れていないなぁと軽く落ち込んだこともあったオガタです!
今回はオーストラリアの最大の都市、シドニーの街歩きです。無料のレンタカーでの移動に始まり、垂直庭園、ぐにゃぐにゃな大学、くせだらけの街並み、シドニー代表のオペラハウスなど盛りだくさんです!ぜひこたつでみかんを食べながらスクロールしてみてください!(最近こたつに入ってないなぁ……。)
リロケーションレンタカーというレンタカーで、拠点にしていたメルボルンからシドニーまで行ってきました。このレンタカーの値段はなんと“無料”でガソリン代だけを負担するというものです。レンタカー会社の人に代わって都市間の車を移動することで成り立つサービスで、他にはアメリカなど大きな国でみられるサービスみたいです。なんともいいサービスですね!
メルボルンからシドニーまで878km……。やはりオーストラリアはでかい!!中間地点でキャンプ場に宿泊し、2日間かけて移動しました。
それでは早速街歩きの方へ移りましょう!
■都市の隙間のアトリウム
市内を歩いていてなんとなく目に入ったアトリウム(透過性の屋根で覆われた大空間)に入ってみました。一見すると見逃してしまいそうですが、なんとこれは建物と建物の間に屋根を掛けている構成であり、内壁は隣の建物の外壁になっています!
法規的な建築物の申請とか面積の算定とかどうしているんだろうなぁ、と気になることはありますが、それらをクリアしあっさり実現している(ように見えます)のを目の当たりにして呆気にとられてしまいました。
■セントラルパークモール
お次はシドニー工科大学の目の前に立つ緑に浸食されたようなこちらの建物(ショッピングモール+集合住宅)。都市に突然現れる植物ビル!
近づいてみてもやっぱり植物(オーストラリアの固有種の植物が使われているそうです)。フランス人建築家のジャン・ヌーベルとフランス植物学者&アーティストのパトリック・ブランによって、垂直庭園とよばれる壁面緑化をまとった建物がデザインされました。
この規模でふんだんに緑を使っているのが気持ちよかったです。
■シドニー工科大学(Dr. Chau Chack Wing棟)
今回のシドニー観光の目玉のひとつです!
外観は建物を見る側によって異なります。東側がこの地域の伝統の砂岩調のレンガ仕上げとなっているのに対し、西側は角度のついたガラスのカーテンウォールとなっています。
ガラスのカーテンウォール部分は隣接する道路を通行する車へ光の反射を生じないように設計されています。そのような話を聞くと、改めて建築士としての考えるべき内容の幅と深さについて考えさせられます。
外壁面から突き出た窓に投影される空の表情によって建物の印象がガラッと変わります。
過去に日本で開催されたフランク・ゲーリーの展覧会で設計過程などの模型を見ていた建物だったので、訪れることができ嬉しい建物のひとつでした。
外壁面の有機的な形状や素材感の切り分け方によって、建物との距離感がつかみづらい不思議な感覚を覚えさせる建物でした。
内部に入るときらっきらの階段。ま、まぶしい……。
ちらっとのぞいた部屋が国連の会議でも開催されそうなグレードの部屋!
照明までもぐにゃぐにゃ
内部の窓付近はこんな感じ。
窓の下枠の高さにそろえられたイスが配置されているところからもデザインが徹底されていることが伺えます。このような自由な建物で学んでいる学生たちは、どことなく自由さにあふれていました。
■QUEEN VICTRIA BUILDING
歴史的建造物のショッピングセンター。中央の吹抜けが気持ちいい建物。
このような建物が街中に当たり前にあることが感心させられます。
お店のサインが統一されていてさすがです。
■街中のあれこれ
シドニーのフェリー乗り場周りは多くの人で賑わいます。人が多いところに出没するのはストリートパフォーマーたち。ここでは2人をご紹介します。
1人目。植物人。建物だけではなくひとまでも植物に覆われていました。
2人目。ディジュリドゥ奏者(舌をかみそう……。)先住民のアボリジニの伝統的な筒状の楽器の演奏者。先住民的要素が強すぎて異彩を放っていました……。
■ポールさん
ここからはフェリーに乗って対岸へ移動しました。カウチサーフィンという現地の人と繋がることができるサービスを利用して出会った、シドニー在住のポールにシドニーを案内してもらいました。
なかなか地元の人でないと知らないであろう、海沿いの要塞跡地などへ連れていってもらいました。ぐるっとドライブし、ピザとビールまでごちそうしてくれてホスピタリティあふれる方でした。ポールありがとう!
■シドニー・オペラハウス
誰もが一度は目にしたことがあるほど有名な建物、シドニーオペラハウス。シドニー湾に浮かぶヨットのイメージを具現化した、ヨーン・ウッツォンによる建築物です。
昼の外観から
あまり見慣れない正面や
夜景までしっかり激写してきました!
中には入れなかったのですが、柔らかそうなフォルムによって近くに寄り添いたくなる建物でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。次回のオガ旅もお楽しみに!
株式会社翔設計、海外特派員の尾形雄樹でした!